とやま楽農学園
はじめに
富山市営農サポートセンターでは、農作物の栽培について知識を深めたい人、新たな生きがいを農業に求めている人などに対して、『とやま楽農学園』を開講し栽培技術に関する研修指導を実施しています。
また、研修を受けた人の中から、富山市内の生産現場で『農業サポーター』として活動していただく方を養成するなど、富山市農業の生産力の維持・向上に寄与することも目的の1つとしています。
とやま楽農学園について
近年の富山市の農業は、担い手の減少と高齢化による人手不足により、耕作放棄地が拡大し、農業生産力が低下するなど深刻な状況となっています。
そこで、富山市では都市住民が農業に係わりを持つことが可能か、都市住民に対し農業に対する意識調査を実施しました。
その結果、都市住民は農作業をやってみたい、自分が作った新鮮な野菜を食べたいなど、農業に係わりたいという意見が約半数を占めました。
また、今後定年退職を迎える世代では、生きがいづくりを農業に求めていることなどが明らかになりました。
これらの意見を施策に取りまとめるために、農業者及び学識経験者からなる『地方都市型農業創造委員会』を設置し検討してきました。
その提言に基づき、平成18年度より、都市住民の要望と農村部が抱える問題を仲介する組織として『営農サポートセンター』を設立し、『とやま援農塾』を開講しました。平成20年度より、その機能を拡充して『とやま楽農学園』と改称し、更なる発展を図りたいと考えております。
以上のような開設背景の下、『営農サポートセンター』では、受講者・修了者を中心にして以下の目的に向かって活動していきます。
とやま楽農学園の活動目的
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植物と親しみ、
いろいろな農産物の作り方を
楽しく学ぶこと。 -
人手が不足する農家に対して、
『農業サポーター』の活動を
推進すること。
施設について
施設沿革
- 昭和25年
- 五福地内に市立園芸試験場を設置
- 昭和50年
- 市立園芸試験場の機能を拡充して、月岡地内に農業センター(フラワーセンター)を開設
- 昭和57年
- 農業構造改善センターを併設
- 昭和63年
- 花き苗供給センターを増設
- 平成4年
- 組織培養施設を増設
- 平成18年
- 営農サポートセンターを開設し『とやま援農塾』を開講
- 平成20年
- 『とやま援農塾』を『とやま楽農学園』に改称
品種登録
これまでに以下作物の品種登録を行ってきました。
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ジネンジョ 立山泉寿(収量性が高い)
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ジネンジョ とやま泉寿(ムカゴが緑色)
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ラークスパー スターダスト(花冠が八重化し花が大きい)
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デルヒニウム ローズメタモルフォーゼ(蛍光の鮮やかなピンク色)
アクセス
富山市営農サポートセンター
〒939-8132
富山県富山市月岡町3丁目101番地
TEL 076-429-4504
FAX 076-429-2449
● ご利用案内 ●
- 開所時間:
- 8:30~17:15
- 閉所日:
- 年末年始
- 電車:
- 富山地方鉄道 電鉄富山駅から上滝線で約40分(開発駅下車 徒歩15分)
- バス:
- JR富山駅から富山地方鉄道バスで約45分(開発駅前下車 徒歩15分)
- 自家用車:
- 北陸自動車道 富山インターから約15分